ただならぬ妄想と畑のニンジン(^^)

口癖


口癖とは恐ろしいものである。

 

例えば、すぐに「死ね」とか「死にたい」と言ってしまう人。


普通のテンションでカジュアルに言うので反応に困るのである。

 

例えば遊びの誘いを断った時、


「え〜お前居ないとつまんねぇよぉ、死ねよ」


と残念そうに言うのである。そこに怒りはない。

普通のテンションで言うのだ。

 

 

また、私が彼を爆笑をさせたとき


「ブワハハ死ねよ!ブワハハ死ねよ!ブワハハハ、ハッハッハッ(息切れ)ゲホッ……ゴホン…死ねよ(小声)」

 

 

となっていた。「ブワハハ・シネヨ」歴史上の人物でいそうだ。

しかしながら虫の息になってでも言いたいのかその「死ねよ」と言う単語は。

 

 

 

また彼と焼肉に行き、カルビを食べた所、

 

 

 

「うっわ!これまじうめえ!

うわなんなんこれまじうめーじゃねーかオイ!死ねよ!」

 

 

ここまで来るともう意味がわからない。カルビはすでに死んでいる。


これが巷で流行っている「死体蹴り」という行為であるのだろうか。

 

 

 

 

普通のカルビでこんなんなので黒毛和牛カルビを頼んだところ、

 

 

「うわぁ…うめえ…死ぬわ…俺…」

 

 

 

あ、今度は君が死ぬのかい。

 


強気の彼も、黒毛和牛には勝てなかったようである。

 

 

ともかく、カジュアルに


「死ねよ」を連呼するし、黒毛和牛を食う度に「死ぬわ」と言われるのは彼の今後のためにも良くないと思い、注意した。

 


だが、
「はあ?言ってねーよ。死ねよ」

と言い出す始末。言ってないの次がそれかい。

そこで彼との会話を録音し、聞かせてみた。

 


当然のごとく、死ねよのオンパレードであった。彼は顔面蒼白。それみたことか。

 

彼「俺…モノにも死ねって言ってる…アニミズムってやつか…?」

アニミズム…生物・無機物を問わない全てのものに命が宿っているという考え方

 

という頭の悪い発言をからかいながらやれやれと思っていた。

 

だが、同時に私自身の口癖も発見することになるとは思わなかった。

 

 


「いや〜しかし…

 

 

 

 

 

 


(無言)」

 

 


ヤバい。何がヤバいって、

 

事あるごとに反応としてこれを言っているのだが、

 

「しかし」

 

という逆説の接続詞を使用しているのにも関わらず、何も言わない。意味不明。

 

 

彼「彼女が俺にブチギレしてさぁー!全く関係ない奴にラインのスクショ送られて晒し者になったわ!!まじ死ねよ!!」

 

私「ハハハハハ。大変だったじゃないか。

 

いや〜しかし…

 

 

 

 

 

 

(無言)」

 

彼「もー死にてえよおおお」

 

文章に起こすと本当にヤバい。

 

何か既視感があると思ったが、

 

 

彼「彼女が俺にブチギレしてさぁー!全く関係ない奴にラインのスクショ送られて晒し者になったわ!!まじ死ねよ!!」

 

私「ハハハハハ。大変だったじゃないか。

 

いや〜しかし…

 

 

(     Ⅰ     )

 

 

 

 

彼「もー死にてえよおおお」

 

 

問3.空欄Ⅰに入る言葉を次のア〜ウから選びなさい。

ア.君も悪いんじゃないか

イ.そのスクショ俺も送られてきたよ

ウ.あまり唾を飛ばすんじゃない

 

現代文の問題だ。私の会話は教材向け。

 

ヤバい。何がヤバいって、

指摘されたわけではなく、自分で気がついてしまったことである。

それくらい連呼しているのである。

 

そして、この発言に全く意図はない。

無意識に言っているのである。口癖と言うやつだ。

 

一度聞いた人間は、「おや、何かいうかなこいつ?」

と思うだろう。だが何も言わないのだ。そして会話を殺すのである。

 

その後すぐに彼が、

「もー死にてえよおおお」

 

と言うのも納得がいく。面白い話をしたのにレスポンスが最悪だからだ。

 

それに気がついてから、私はこの口癖を直す努力をした。

 

とにかく会話をぶった切るような事は辞めたい。

 

変わりの言葉を探すのではなく、言わない意識をする事。

 

何度も失敗した。ついつい口に出てしまうのだ。

だがその度に、

 

「いや〜しかし…おっとっと、参ったなあ。これ口癖なんですよ、気にしないでください」

 

と謝った。

 

こうして意識をし続ける事で、だんだんとこの癖が直ってきた。

 

 

完治、とまではいかないだろうが、大分言わなくなったのではと思う。

 

 

 

これからも努力を続けたい。

 

 

 

 

 

 

女の子「yass君今夜もこのまま遊びに行こうよ!」

 

私「うお!まじか!いいね!え、どこ行こう、

なんか美味しいもの食べに行きたいし、あとイルミネーションみたい!

そしたらここもう出ちゃおうか、楽しみだね!

 

 

 

 

 

 

 

いや〜参ったなあ。

 

女の子「え?」

私「え?」

 

 

今度はこれが口癖になったようである。

何も参ってません。死にたい。