ただならぬ妄想と畑のニンジン(^^)

私ができない事

 

私は無力だと感じる事が多い。

 

いや、言葉が少し重すぎた。

 

他の人が割と普通にできる事ができなかったりする、と言う事だ。

 

人は誰しも得意不得意があるものであるが、

 

私の場合、不得意分野においての不得意さが尋常ではないと思う。

 

たくさんある中で、

 

私は特に絵が下手くそであった。

 

小学校、中学校とデッサンをよくさせられたが、まずあれができない。

 

デッサンでは皆実線で書かないで、なんつうか、こう、

 

えんぴつでなんかシャッ、シャッ、みたいな感じで描くのが普通だ。

それがだんだん実線っぽくなって、輪郭を形作る。

 

それが私には意味がわからないのである。手をプルプルさせて描くあの行為。

 

「いや最初から実線で書けばいいじゃねえか、ビビってんじゃナイスか?手震えてんぞ?」

 

と教師に反抗した結果、私はデッサンが出来なくなった。

 

中学校の時、

 

「男女ペアでお互いの顔をデッサンする」

 

と言う地獄の時間があった。

 

私は女子(割と可愛い)の顔を最初から実線で書き、

輪郭がまるで足の裏の形のようになり、

ひどい出来で怒られると言う始末であった。

 

女子が「実線で書かないで、少しづづ描くの!」

 

と言われさすがの私もしたがって書き直したが、

 

シャッ、シャッ、と書いたものがまとまらず、輪郭から飛び出しまくり、

 

すごく産毛が生えまくってる人の絵となり、とうとう泣かれた。

 

そして「君に泣かれるより怒られる方がましだ」と

なんだか優しいようなよくわからない男らしい事を言って実線で絵を描きまくり、あと、1年後くらいにその子と付き合ってすぐ別れた。そして今も実線で下手くそな絵を書いて生きている。

彼女は怒るだろうか。知らねえわ。

 

実線で描くたびに注意されるが、なぜみんなあれが出来るのかが謎で仕方がない。

 

そんな私であるが、母親と兄は天才的に絵がうまい。

 

親父は上手いかどうかはおいておいて、デッサンは出来ている。

 

結局義務教育+高校生活で使ったクロッキーブックは実線の下手な絵ばかりで、

実家に帰ってそれを眺め、ため息をつく。

 

隣に並んだ母や兄貴のクロッキーブックとの差に絶望するのである。

 

母親が、

「私が少しだけ教えてあげて、あなたがちゃんとデッサンして書いた絵があるはずよ」

 

と言ってきた。

 

なんと、私が母親の手ほどきを受けてちゃんと書いた絵があるとは。

 

母「高校生の時なんだけどね…あなたがどうしても教えてくれって。」

 

 

高校生の時か。描く対象はなんだったのだろう。思春期の甘酸っぱい情景だろうか。

あの不良少年の私が母親に頭を下げてまで書きたかったものとはなんだったのだろう。

 

 

 

 

母「あったあった。これ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

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うんこでした。上手いですね。

こんなもの描くために母親に頭を下げるな。

 

 

アイキャッチ画像は高校生の時に実線で書いた石破茂さんです。 

 

アイキャッチ画像

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